【ジュスタン・デュトレーヴ】ラ・マドンヌ [2020]
品種:ガメイ
『ラ・マドンヌ』とは『母』という意味。フルーリーには、マリア様の像が立っている丘があり、そのふもとにジュスタンの畑がある。
ジュスタンの母からこの区画を譲り受けたので、キュベ名を『ラ・マドンヌ』と名付けた。ピノ・ノワールのような繊細でエレガントなスタイル!
エキゾチックなフルーツの香りがグラスから立ち昇る!口当たりは力強く、熟れたチェリーの果実感。フィニッシュには心地の良い滑らか
なタンニンとミネラル感!樹齢50年のガメイから来る味わいの深さと旨み、余韻がどこまでも長く続いていく。
栽培・醸造:
樹齢50年。手摘み収穫。7℃に設定した冷凍室で一晩ぶどうを寝かせた後、ステンレスタンクで15日間、セミ・マセラシオン・カルボニック。
ステンレスタンクで15ヶ月間熟成。
ボージョレー生まれ、ボージョレー育ちのジャスタンは若干25歳。父はフルーリーで最も古いドメーヌのひとつ、
「ドメーヌ・ド・ラ・グランクール」 の醸造責任者である、ジャン・ルイ・デュトレーヴ。3人兄弟の真ん中、姉
も弟ももちろんワイン造りの道へ進んでいる。
幼い頃からぶどうやワインに触れていたジュスタン。机に向かって学ぶより、実際に体で触れて覚えることが得意
な彼は、ワイン専門学校に通ってはいたものの、常に父のもとで栽培及び醸造を学び続けた。
2014年、アメリカでドメーヌを経営している父の知り合いの元で収穫を行い、その後姉の影響でオーストラリアの
『ジェントル・フォーク』でも収穫を体験する。
父との経験を武器に、2015年に自身のドメーヌ設立。
ボージョレー0.80Ha + フルーリー0.09Ha。2016年には、ボージョレー・ヴィラージュにも0.4Haの区画を購入。自
分自身のワイン造りに邁進する一方、父親のドメーヌもきっちり手伝っている親孝行もの!
偉大な親の教えと、同世代の仲間(ヤン・ベルトラン、ピエール・コトン、シルベール・トリシャール、レミ・デュ
フェトル)との語り合い、生まれるワインは穏やかで繊細、優しい滋味深さが広がる。
畑はすべて耕作し、殺虫剤 、除草剤は使用せず、ビオ栽培。フルーリーの区画に関しては、手動での耕し作業も実施。
今後の夢は、『畑は4ha欲しい。新世代の僕たちのワインを世界の皆さんに是非楽しんで貰いたい!』とのこと。ボー
ジョレーの新世代として見逃せない若者がまた一人現れた!