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【ジャン・ルイ・ライヤール】ヴォーヌ・ロマネ[2022]

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品種:ピノ・ノワール 100%

手摘みで収穫したブドウを畑とセラーで2度に亘って選果した後、野生酵母のみで自発的に発酵を行う。発酵前半はオープントップの状態で1日2回足による櫂入れを行い、発酵後半は蓋をして、1日1回の櫂入れに留める。キュヴェゾンの後、発酵槽から引き抜いて圧搾し、Sirugueシリュグ社製の木目の細かいアリエ産のバリックに移して、シュール・リーの状態で熟成を行う。熟成中、澱引きは行わず、瓶詰めの約1ヶ月前の高気圧の時期を見計って1回のみ澱引きを施し、1ヶ月後の同じく高気圧の時に無清澄・無濾過で、ポンプ等は一切使わず、重力を利用して自然に直接樽から瓶詰め。醸造中の亜硫酸の添加は必要最小限に留める。2022年物は9月3日に収穫。全房比率20%。新樽比率60%。熟成期間14ヶ月。ルコール度数は13.5度。2024年1月時点のSO2トータルは50mg/l。
1968年から元詰を始めたドメーヌ・ジャン=ルイ・ライヤールは、栽培面積僅か1.4ヘクタール、総生産量5,000本前後という、他のヴォーヌ・ロマネのドメーヌに比べて極めて小規模なドメーヌです。ライヤールが最もこだわりを持っているのは設立当初から行っている全房発酵のワイン造りです。ブドウの房を果梗とともに発酵させる全房発酵は、DRCやルロワを筆頭に、プリウレ・ロック、ビゾなどが実践するブルゴーニュでは古典的な少数派の手法です。

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