【酒井ワイナリー】赤湯2023 750ml クール便使用
葡萄 カベルネソービニョン、メルロー他
2023年産は収量が激減したため「名子山」、「カペルネソーヴィニヨン」のリリースはありませんが、各小区画をまぜこぜにした「赤湯 2023」をリリースいたします。
近年、東北など北日本でも晩腐病が猛成を振ろい、我が家の团場も例外ではなく2023年はその壊減的な被客を受けてしまいました。晩腐病はおそぐされ病と読み、複数の微生物が関わって引き起こす病気ですが、その名の通りそれまで順調に生育してきたぶどうが収穫問近になってダメになってしまうもので、精神的にも非常に辛いものがありますが、我が家では化学農薬に頼らず、出来る限りの予防を行ってきました。しかしながら、晚腐病の猛威の前に打つ手立ても糠に釘で、特にカベルネやメルロといった晚熟品種の収量が激減してしまいました。
2023年はこれら名子山、狸沢、金沢(カベルネソーヴィニヨン)など収量の低かった区画のワインをまぜこぜにして、「赤湯 2023」としてリリースすることにいたしました。
ワイナリーがある南陽市は58年前に赤湯町、宮内町、和郷村が合併してできた市です。ぶどう栽培は旧赤湯町が中心となり、今日まで統いています。さらに赤湯のぶどう栽培の中心は鳥上坂と呼ぱれる地域で、名子山、十分一山(じゅうぶいちやま)、大沢山の3つの山から構成されます。赤湯内には15ヶ所の自社畑が点在し、今回はその自社畑と契約農家さんのぶどうから造られたワインの集大成です。様々な区画、品種を超えた“赤湯“というワインはその土地らしさを最も表出させることができるのではないかと感じています。
エッジに返明感のある赤紫色。セードル、ミント、ブルーベリー、湿った土の香り、インクなど複雑かつ馥郁たるアロマ。アタックは中程度。しっかりとしたタンニンながらさらりとしていて、熟した黒系果実の旨味と美しい酸味が調和。エレガントな余額が続きます。
ワイナリー様より引用